良い金融商品を見極める選択眼を養うためには、様々な観点からその商品に対する投資の有効性を考える必要があります。ここでは投資を検討する際に注意しておくべき点をいくつか紹介します。
一つ目は、投資資金の余裕度やその性格を把握することです。投資可能な金額や投資期間、また、安全性重視かある程度のリスクを取って利益をあげることを目的とするのか、投資を実施する前の事前準備としてこういった点を整理しておくことが大切です。
二つ目は、投資資金の損失許容度やその商品の換金性を把握することです。一般的にリスクとリターンは相反する関係にあり、安全性が高いほど元本割れの可能性は低くなります。一方、相応のリターン(利益)を追求するのであれば、ある程度のリスクを取る投資を考える必要があるでしょう。また、その商品の換金性を把握することも大切です。市場の換金性が低いと必要な時期に資金化できなかったり、低価格で売却せざるを得ず損失を被る場合もあります。
では、投資した商品が予想通りに価値が高まらず、元本割れとなり含み損の状態になった場合はどのように対応すればよいのでしょうか。市況が改善する見込みが高ければ継続して商品を保有し含み損の解消を目指すことも選択肢として取り得ますが、予期せず市況が悪化し損失が膨らんでしまう可能性がある点には注意が必要です。
このような損失の拡大を未然に防ぐ手だてとして「ロスカット・ルール」を予め設定しておく方法があります。「ロスカット・ルール」とは、投資した商品の価値が一定程度下落したら、機械的に売却し損失を確定する場合の損失限度額を決めておくことをいいます。